サプリメント広告の読み方
知らないと怖い!「ほしい」と思わせる広告の仕掛けを裏側から大胆分析です。
薬事法違反も!
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サプリメントの広告を見ると、よく「××が治った」「××に効く」なんて表現が並んでいるような気がします。なぜなんでしょう・・・?
本来、サプリメントは食品ですから、効能や効果の表現はできません。でも、業者さんはサプリメントを販売しなければなりません。消費者もサプリメントに何らかのプラスアルファを期待しています。
たとえば、健康番組等である特定の食品を紹介すると、一時的にその食品の売り上げが上がるという現象がありますよね。「××は体にイイ」なんて言っているのを聞くと、ついつい買ってしまいます。
サプリメントは野菜、肉、果物などと違って、味わって食べるものではありません。栄養素を補うものです。ですから、サプリメントを売ろうとしたときに優れた栄養素であることを表現しないと消費者の目には止まりません。業者さんも何かしらの形で、サプリメントが体にいいことを表現しなければならないのです。
買う側の心理としては、「そのサプリメントを摂取すると、どんな良いことがあるのか」を期待するでしょう。栄養素を一生懸命表記したとしても一般の人にとっては、体でどのように使われるかなんてわかりっこないでしょう。ですから、売る側も宣伝文句をより魅力的になるように工夫するしかありません。
売る側=体にイイことを伝えたい(マーケティング戦略)
売る側もたくさん工夫をしています。薬事法にひっかからないように、サプリメントの宣伝をするのです。
遠回しに効果のようなものを表現してみたり、体験談を利用して表現してみたり、作る方もかなり大変でしょう。サプリメントは栄養素を消費者が確認できないために、売り方ひとつで売り上げが左右されてしまうようです。ですから悪徳業者が介入しやすい業界とも言われています。
ダイエット系サプリの罠
ダイエット系のサプリメントは広告が上手だと思います。薬事法の網の目をすり抜けるものがたくさんあるようにも思います。
中には、同じ製品なのに製品名を変えて売っているものもありるようです。製品名を変える理由ってなんでしょう…あまりよい理由ではなさそうですね。
ダイエット系サプリメントの広告は欲しいと思わせる表現が巧み |
「サプリメントは摂らない方がいい」という専門家の意見もあるぐらいです。それもあるでは意味正解だと思います。ニセモノばかりのサプリメント業界ですから、買わない方が無難という意見が出てきても当然です。
でも、ここではサプリメントを前向きに考えることにしています。なぜなら、現代人にはサプリメントは必要だと考えるからです。悪徳業者にだまされないくらいのサプリメントの知識を身につけましょう。
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合成品と添加物を避ける方法
さて、ここでは広告の正しい読み方をお教えいたします。
広告にはカラクリがあることは既にお話しましたが、今度は広告のカラクリを見抜いて、正しい製品情報を読む手順を紹介していきます。
サプリメントを選ぶときは、「どれが効くか」と考えてしまうものです。そもそも、サプリメントは栄養素を補給するものですから、栄養の効力(体内で栄養が働く力)が選ぶときに一番大切な要素です。補給する栄養素が体内で働くために重要なことは天然成分であることです。
天然成分でない場合は、石油からできています。 |
化学式が一緒でも石油製品は体内での働きが著しく落ちてしまいます。
ただし、天然成分だけで製品にすることは高度な技術が必要になため、ほとんどのメーカーでは添加物が使われています。
天然成分100%という表示=疑ってください |
天然100%を求めることは大切なことですが、現実を考えると、どれだけ添加物が少ないサプリメントか…そういう観点で選ぶ必要があります。良心的なメーカーでも100%を達成するのは技術的に極めて難しいことだからです。もちろん、天然かそうでないか、中味の見えない製品は絶対に買うべきではないでしょう。体に入れるものなのに、天然か合成か、それすらも表示しないメーカーは不親切としか思えません。そういったメーカーは疑ってください。
天然か合成かわからない製品は買わない方がいい |
添加物についてまとめてみましたので、参考にしてください。
サプリメントによく使われる添加物(人体に害はなくても不必要なもの) |
| 着色料 発色剤 亜硝酸ナトリウム 保存料 リン酸塩 甘味料 プロピレングリコール 酸化防止剤 臭素酸カリウム(イーストフード) 漂白剤 防カビ剤 |
添加物は必ずしも体に悪いとは言えませんが、少なくとも人体にとって不必要なものです。できるだけ少ない方がいいですね。
表示成分がわからない時に、簡単に添加物が多いか少ないか見極める方法があります。
錠剤の形をしたサプリメントに言えることですが、表面がツルツルして光沢があれば添加物が多い確率が高いです。カプセルの場合、その成分の中に摂取したい栄養素は含まれていません。主成分がゼラチンだとしても、グリセリン(食品添加物の一つ)を使ってカプセルを作っていることが多いのです。
消費者のことを考えたメーカーでは板ゼラチンを使って天然成分100%のカプセルを使用しているようです。(ゼラチンは脊椎動物の骨や皮などに多く含まれるコラーゲン蛋白質を分解して作られています。)もちろん、天然で作るということは技術も必要ですしコストもかかりますが、消費者に対する礼儀として当たり前と考えます。カプセルそのものをバランスの良い栄養素で作れるメーカーも存在します。カプセルひとつとっても製品に大きな差がでます。
表面がツルツルしてたら気を付けよう。カプセルには食品添加物が含まれていることも。 |
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天然原料99%以上の錠剤タイプの例
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合成品で添加物を多く含む錠剤タイプの例
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体験談に要注意
ここまでは、天然成分であるかどうかで観てきましたが、別の角度からも検証してみましょう。
たとえば、○○が治った!などという体験談がたくさん載っているものは、注意が必要です。体験談そのものは本当かもしれませんが、サプリメントは病気を治すものではありませんし、消費者に間違った観念を与えてしまう表現は、あまりいいとは思えません。直接的に「○○病に効く」と書くわけにはいかずに(薬事法で禁止されています)、体験談を掲載することで表現の代用をしているとしか考えられません。
もちろん、サプリメントで病気が治ることもたくさんあります。栄養素が足りないことが原因の場合等、著しい結果が出ることもあります。栄養素を補給して病気を治す治療法もありますが、まだまだ一般的ではなく、現時点では栄養補給をして健康を維持するという考え方にとどめておくべきでしょう。
体験談は慎重に読もう
健康食品と言われるサプリメントは広告の質が売り上げを極端に左右してしまう業界でもあります。それだけに、メーカーは製品開発より広告に力を入れてしまうことも少なくありません、間違った方向に消費者を歩ませてしまうことだってあるでしょう。
大切なのは、メーカーの知名度や売り上げ実績に惑わされることなく、自分の目で製品を見極められる知識をもつことです。広告で表現されているのは、たいていの場合はメリットだけです。PRコピーや体験談にとらわれることなく製品の質を確かめてください。コエンザイムQ10やアルファリポ酸のように特定の栄養素だけがブームになることも多いので、それに便乗するメーカーが増えることも知っておきましょう。
広告がうまいメーカーが売り上げを伸ばしている |
ブームにのったメーカーが売り上げを伸ばしている |
粗悪な製品に出会って、サプリメントそのものを疑う人も少なくはないと思います。この考えはある意味で正しいのではないかと思います。儲けばかりを追求するメーカーがあふれている業界ですから、まずは疑ってみる方が正しいのかもしれません。でも、同時に現代食の中で過ごす私たちは栄養不足になっているということも事実です。私たちに求められるのは、サプリメントを一方的に疑うのではなく、賢い選び方を身につけ粗悪品を市場の外い追いやることだと考えます。


